2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ネクストソサエティー歴史が見たことのない未来がはじまる』ピーターFドラッカー

一昨年95歳で亡くなった、ドラッカー氏の著作です。本書、執筆当時は93歳でしょうが、鋭い分析は衰えを知りません。本当にすごい。新聞記者として、ヒトラーなどにインタビューをし、その記事でナチスから迫害を受けることを恐れ、出国。やがてアメリカ…

中学受験 東京・神奈川 いっせいにスタート!

【東京・神奈川、小6受験生のみんなへ】とうとう来たね! 明日からだね。自信満々の人もいれば、不安で不安でしょうがない人もいるでしょう。でもね、もうここまできたら、ジタバタしてもしょうがない。何をすれば良いかというと、今の自分の実力がきちんと…

『灘高キムタツの頑張ってるから悩むねん。』 木村達哉

やっと発売になりました。日本有数の進学校、灘高。その高3生の英語担当教師、キムタツこと、木村達哉先生のエッセイです。昨日、アマゾンから届き、即、一気読みでした。私は、つい先日の記事で、今年のセンター試験前、受験生に贈る最後の一冊として、バ…

『総合英語 Forest』 墺タカユキ 石黒昭博

『総合英語 Forest』 の第5版が一ヶ月ほど前にリリースされました。ものすごい勢いですね。学校で使っているところも多く、この改訂版に私も注目していました。本書の解説は、中川教室の Mie先生にお願いしました。初登場ですね。以下がMie先生…

新春恒例 【川柳】 (塾生・塾講師の川柳)

いやぁ受験の緊張が続きます。 で、ちょっと息抜き。当教室一月恒例の新春優秀川柳の発表です毎週、毎月の予選をくぐりぬけてきた優秀作品。昨年9月から12月の間に投稿していただいた川柳が対象です。全作品を全講師、生徒に採点してもらい、合計点で競い…

大学受験参考書 【総合英語 Forest】

p2*教育関連ベストセラー100冊

『チャート式 新化学Ⅰ・Ⅱ』 野村祐次郎,辰巳敬,本間善夫 (数研出版)

モルがねぇ〜、どうもねぇ〜という私にとっては、この先生に教わっていたら、化学の “モル恐怖症” と、ついでに物理の“光年拒絶症” は治っていたと思いますよ。本当に(笑)。今日は初登場の村井先生が、あのチャート式の解説をしてくれました。村井先生は〜…

『慶応大世界史』 『早稲田大世界史』 沼田 英之 矢野文明  坂本新一 神余秀樹

早稲田大学・慶応大学の入試はいつも、受験シーズンのクライマックスの時期に当たりますね。本書は大学別で、しかも世界史だけの内容。対象は絞られますが、注目に値する参考書のようです。genio先生が解説してくれました。■■■早慶受験を考えている皆…

『ヤバい経済学ー悪がき教授が世の裏側を探検』スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー

本書の第一章は、『学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?』です。学校の先生と言ってもアメリカの公立校の先生ですが。どこが同じだと思います? 何と筆者の主張は、両者ともズルをする、という点です。私の愛読するブログ、『米流時評』 の ysbee…

『土屋の古文100 入試によく出る重要出典研究』 土屋博映

これも有名な参考書です。解説してくれるのは、“センター試験、国語の講評” をしてくれた、RYU先生です。私は受験生じゃありませんが、この解説を読んで、ちょっと買いたくなりました(笑)。RYU先生の授業は、聴いていてもおもしろいし、やっぱ、うまい…

東京 都立高校推薦入試始まる

いよいよ東京!明日から、都立高校の推薦入試! さぁさぁ、次は東京、中3生の出番、代々木校のみんな、がんばれ!(実は、高校入試向けの参考書というのは、全国共通で使えるようなものが少ないので、あまりこのブログで紹介する機会がないのですが、当教室…

2007年 大学入試センター試験 「国語」講評

2007年、センター試験“国語”の講評を、RYU先生 がわざわざ、このVIVA読書のために書いてくれました。かなり難化したようですから、思ったより点数が伸びなくてショックを受けた人も、気にしないで冷静に分析。受験生や現在の高校2年生の人たちは、よく…

それにしても、プライドなどに代表される格闘技の世界や、相撲の世界は、どうしても闇の世界とのつながりの噂が消えませんね。実際に 溝口敦氏の 『食肉の帝王』 にも、山口組の話しが頻繁に出てくるし、有名力士や親方も登場しています。その 溝口氏の長男…

『大学受験集中講義 福崎のセンタ−英語 Super live』福崎伍郎

現在の高3生、浪人生のみなさんはセンター試験が終わりましたので、使うことはないと思いますが、本書はセンター試験対策用のテキストです。今回のセンター試験は大幅に出題パターンが変わってしまったので、戸惑った人も多かったと思いますが、どうでした…

『麻生雅久の数学:場合の数・確率A・SOの解法−試験で点が取れる』麻生雅久著

さて、久しぶりに大学受験用の数学の参考書を取り上げましょう。『チャート式』 や 『大学への数学』 ほどメジャーではありませんが、この麻生先生のシリーズも評判が良いようですね。紹介してくれるのは、F先生です。教室一のひょうきんものな〜んて言っ…

『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』ロン クラーク著, 亀井よし子訳

“給食費を払わない親” に関するニュースには本当に驚かされました。とうとう、そんなところにまで、教育問題が出てくるんだと…。子供の “食育” 問題は親や家庭のしつけ問題でしょう。 ゆとり教育導入当時に、絶対反対だと思った理由の中で、一番分かりやす…

神奈川県県立高校 前期選抜入試始まる!

さぁ、明日からは、神奈川県の県立高校の前期選抜が始まる!倍率はチェックしたかな。まぁ、今さら気にしてもしょうがないけど、川和高校や翠嵐高校が4倍くらいになっているけど、他は大したことはない。それに万が一ダメでも後期で実力勝負に持ち込むだけ…

教育関連ベストセラー100冊

『無念は力−伝説のルポライター児玉隆也の38年』坂上遼

写真の人物をご存知でしょうか。すでに30年ほど前の1975年、38歳で亡くなったルポライター、児玉隆也氏です。マスコミに進みたいという高校生も多いですね。単に有名人に会えるからという他愛のないものから、いわゆるジャーナリズムの世界にあこが…

2007年大学入試センター試験 予想平均点一覧

大学入試センター試験の受験生の皆さん、とりあえず終わった。一段落だね。大手予備校の平均点予想が出揃いましたので、ご紹介しておきます。全体的には難化が予想されています。文系の6教科7科目型(英語を200点満点に換算し、900点満点)が 代ゼミ…

『日本型ポピュリズム』大嶽秀夫

センター試験をしている間に、そのまんま東さんが知事ですよ。失礼ながら、勝手に泡沫候補だと思っておりましたので驚きました。これまで不祥事も起こしましたが、早稲田に再入学して勉強もしていました。談合事件で嫌気が差していた宮崎県民の心を見事につ…

『応用自在ー算数』中学受験

センター試験もあり、中学受験もあり大変です!東京・神奈川地区はまだ間に合いますので、よく使われている本書を紹介します。代々木の伊藤先生です。以下がそのアドバイスです。■■■■一昔前まで、中学受験の参考書と言えば本書、『応用自在』か、『算数自由…

2007年 大学入試センター試験 「世界史」講評

genio 先生がお書きになった世界史の講評を記事にしておきます。拙ブログでは一応、国語・数学・英語の講評を記事にすることを予定しておりましたが、要望などが多ければ、社会の他の科目や理科を載せることも考えております。以下が、genio先生の講評…

面接試験対策

東京は雪になってしまいましたね。昨日の記事に大変多くのコメントありがとうございました。受験生諸君は大いに勇気付けられ、雪にめげることなく頑張っている最中でしょう。去年もまるでセンター試験の受験生を狙い打つかのような大雪でした。自然界が受験…

【2007年 大学入試センター試験 英語講評】

難化することが予想された、2007年実施の大学入試センター試験ですが、英語もおそらく平均点は若干下がるものと思われます。リスニングも去年は平均点が高かったですね。問題数(設問数)自体が増えましたし、今年は大きく問題形式が変わりました。第2…

【サイ(賽)は投げられた】 本番を控えた受験生諸君へ センター試験・(中学受験)

The die is cast. 訳せるかな、 “サイ(賽)は投げられた!” って意味。シーザー(カエサル)がルビコン川を渡った時の言葉。『ここまで来たら、引き返せない。どうなろうとやり抜くしかない』つまり、“やるっきゃない!” いよいよ明日持ち物リスト のチェ…

『ラッセル幸福論』バートランド・ラッセル著 安藤貞雄訳

いよいよ大学入試センター試験が二日後にせまりました。そういえば、キムタツ先生の灘中学も同じ日でしたね。関東では、千葉県の私立中学入試がいっせいに始まります。昨日、当教室中川校(横浜)の生徒の一人、M君がはるばる北海道の名門中学を受験、見事合…

『美人論』井上章一

ジェンダーフリーやフェミニスト運動はやや下火とはいえ、男女差別に対し、かなりの力や正当性を持つ時代に、美人論とは何ごとか。このような題名の本をご紹介すると、眉をひそめる方もいらっしゃるでしょうが、お許し下さい。これは、確か、小谷野敦氏が薦…

『チョイス新標準問題集化学1・2 』下田文雄,・生田泰朗・前田由紀子 『入試精選問題集11化学』

化学の参考書に関する質問、要望がありましたので、monta 先生にお願いして、『化学I・IIの新研究―理系大学受験』卜部 吉庸(著) に続き、↑の二冊、化学の参考書に関するご意見、使い方を教えてもらいました。以下が、monta先生の意見、書評です。■■■…

『はじめて考えるときのように』 野矢茂樹/文 植田真/絵

大人の “絵本” であり “哲学書” です。 “考える” とはどういうことかを、正面から問いかけるような意欲的な一冊で、一人の哲学者と一人の絵描きが、大人向きの絵本のように組み立てました。野矢氏は数学者で、専門的な著作も多々ありますが、最も “一般的” …