『応用自在ー算数』中学受験


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センター試験もあり、中学受験もあり大変です!東京・神奈川地区はまだ間に合いますので、よく使われている本書を紹介します。


代々木の伊藤先生です。以下がそのアドバイスです。



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一昔前まで、中学受験の参考書と言えば本書、『応用自在』か、『算数自由自在』 そして『力の5000題』 が有名でした。

実際に当教室に入塾した生徒の多くも持っていました。現在もその人気はそれ程衰えていない印象を受けます。

実際にその内容は、計算の工夫から図形、そして特殊算に至るまで、一般的に中学受験に必要とされている内容がほとんど網羅されており、どういったことを勉強して身につけていけば良いのかが明確にまとめられています。

流れに沿って学習していけばそれなりに力はついていくと思います。

しかし、例題の解説は全てがていねい、というわけではなく、はじめて勉強する生徒にとっては、解説を読んで自力で理解することは難しいと思われます。

やはり誰かに教えてもらいながら理解し、実際に類題を解いて確認するという勉強が必然となるでしょう。 ただ、私が個人的に問題と感じるのは、算数に限ったことではないのですが、解き方には様々な考え方や解き方があり、一律にこの方法、この公式をあてはめなさい、という勉強ではたして良いのかという点です。

例えば食塩水に関する問題では、天秤で解く、面積図で解く、あるいは式だけで解くといったように様々な方法があります。そうした様々な考え方の中で何を教えれば良いかと言えば、一番理解しやすく、かつ応用が効く方法となるのですが、生徒によってその感覚は多様であり、一律にこれで覚えなさい、というのは限界があります。


さらに申し上げれば、その先の中学で学習する方程式の文章問題のことまで考えると、天秤も面積図も不要となってしまいます。むしろ知らない方がいいくらいに。

とは言っても現実問題として中学受験に合格する力をつけなくてはなりませんから、本書をどう上手く活用するかという点に絞りますと、自力で勉強するならば、一通り受験内容を学習し終えてから、復習と確認ために利用するのが良いでしょう。

ただし、上で触れたように解法、考え方が違う場合がありますので、その際、自分はこちらの方法、あちらの解法を覚えるといったように折り合いをつけなければならない場合があります。

そこを注意して下さい。このことは本書に限ったことではありませんが…

一方、受験勉強を本書からスタートさせる場合には、フォローするというよりもリードする大人が必要になります。解説をただ理解させるだけでなく、いろいろな角度からアプローチして理解を深めていくような学習ができれば理想的です。

問題の中には難しい問題も含まれていますから必要に応じて、取捨選択する必要も出てきますので注意して下さい。

また、分からない問題が出てきたときの辞書代わりとして持っていても良いでしょうが、せっかく購入されるのでしたら、有効に使わない手はありません。使い方次第で無駄なく効果的な学習が出来ます。そういった点では良くまとめられている参考書だと思います。


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『わかる!できる!応用自在―国立・私立中学入試対策(2)算数』
学習研究社:336P:2310円