2007年 大学入試センター試験 「世界史」講評


 genio 先生がお書きになった世界史の講評を記事にしておきます。

拙ブログでは一応、国語・数学・英語の講評を記事にすることを予定しておりましたが、要望などが多ければ、社会の他の科目や理科を載せることも考えております。



以下が、genio先生の講評です。

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受験生の皆さん、今日は1日お疲れ様です。雪も大事にならず良かったです。

さて、今年は世界史の指導を中心に行ってきましたので、先ずはセンター世界史Bの講評を書きたいと思います。

これまでセンター世界史は近現代中心でした(
ドラゴン桜でも指摘されていましたね)が、今回は第二次世界大戦周辺の出題は影を潜めるなど、対象時代がバランスの取れたものとなり、若干の変化も見られました。

しかし近年のトレンドである東南アジア、インド、そしてイスラムなど東西交流で重要な影響を与えたテーマ史は引き続き出題されました。このあたりはしっかりと準備した受験生は問題なくクリアできたと思います。

注目された
モンゴル史ですが、今回は出題されませんでした。このあたりは国公立2次や私大での出題が十分に考えられますので、引き続き受験生は気の抜けないところだと思います。

特に最近は東南アジア諸王朝との絡みがよく出ているので、過去問だけでなく、ヨコのつながりを資料集で確認しておく必要があるでしょう。

今回のセンター世界史を全体として見ると、昨年に比べてレベルはやや易しくなった印象です。と言うのも、多くの受験生が苦手とする社会経済史から政治史中心へと重点が移ったためです。このあたりは日本史も同様ですね。

ただ易化すればするほど、上位層との差が出なくなるため、試験の有効性という観点からすると課題の残る内容だったと思います。

私大のセンター利用が増えている中、国公立の理系受験生と私大の文系受験生が同じ試験を受けるのには正直そろそろ限界があるのではないかと感じています。


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ということだそうです。

当教室の生徒たちのできを見ていますと、英語や世界史は高得点が多く、国語は例年と同じくらいという感じでしょうか。


さぁ残りも頑張っていこう!


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