総括

●●● 2006年度教育ニュース総括 ●●●

 
今年のランキングを見ますと、どれもこれも学校やあるいは教育委員会単独ではどうしようもない大きな問題が並んでいます。

お気付きでしょうか、昨年上位にランクされた、フリーター、ニートや校内暴力の問題、一昨年その前と、アンケートの上位を独占した、ゆとり教育学力低下問題のほとんどが今年は姿を消しております。

それらは片付いたのでしょうか。いやどれひとつ解決されていない、どころか、注目されなくなった分、むしろ悪化しているとさえいえます。未履修の問題などは、ゆとり教育などの問題が伏線になって、さらに大きな問題として顕在化してきたと見ることが妥当でしょう。

つまり、指導要領にしろ、ゆとり教育にしろ、その場しのぎの答弁や政策を実施してきた、この無責任体制がある限り、いつまでたってもこうやって生徒やまじめな現場の教員や学校に“ツケ”がまわされるということです。


そんな中でも、ここ数年ずっと上位にランクインし続けている、従って、毎年父母が問題視しているのが、教員の質の問題です。日程的に今回アンケートには間に合いませんでしたが、ひどい事件が年末にありました。


都内の小学校教諭が、交通事故死した子供6人の写真をホームページに無断で掲載し、卑猥なコメントを書き込み、自分は 「3度の飯より子ども死体」 と名乗っていたというではありませんか。寒気がします。

その教員の存在以上に問題なのは、そういう教員を、それ以前にも警察に書類送検されているにもかかわらず、クビにもせず、チェックもせず平然と授業を続けさせていた学校のシステム、あるいはその校長の感覚です。


ご遺族の勇気ある告発で今回報道されたのですが、そうでなければ、この学校、この校長は授業を続けさせていたでしょう。

九州の、いじめに加担していた教員も、生徒が自殺したからこそ、大きく報道され、我々がこうして問題にし始めますが、仮に生徒の自殺が無ければどうだったでしょうか。

想像することさえ嫌悪感を覚えます。実際にはまだまだ問題教員がたくさんいるのではないかという恐怖感です。

こういった不安や問題の解決を先送りしていては、さらに大きな問題となってくるというのが、私の感想です。もはや、官僚や教員の自浄能力を待つより、文部科学大臣の指示で、少なくとも問題教員排除のシステムをすぐに作ること、生徒を萎縮させている絶対評価をすぐに廃止することを期待したいと思います。

 

◎お忙しいにもかかわらず、アンケートにご協力いただきましたご父母の皆さま、深くお礼申し上げます。来年こそ良いニュースが並びますように。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。生徒の学力向上や教育問題の解決に少しでも役立てれば良いのですが…。多少なりとも賛同していただけましたら、テキストバナーにクリックをいただけると大変ありがたいです。どうかよろしくお願いします

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